【初心者向け】妻と2人で行く無理をしない しまなみ海道サイクリングの旅

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こんにちは、モリオ@morio_115)です。

令和初のGWは妻としまなみ海道へサイクリング旅をしてきました。

普段ウォーキングぐらいしか運動しない私たち夫婦でも楽しめる、そんなしまなみ海道サイクリング旅についてまとめてみましたので参考にしてみてください。

ちなみにしまなみ海道を選んだのは、夫婦で作った実現したいリスト100のうち1つにしまなみ海道サイクリング旅を含めていたので今回また1つ達成することができました。

www.yagikaranootayori.com

 

しまなみ街道サイクリング旅について

しまなみ街道サイクリングロードとは

四国と本州を結ぶルートは児島・坂出ルートの瀬戸大橋神戸・鳴門ルートの明石海峡大橋、そして尾道・今治ルートの瀬戸内しまなみ海道の3つのルートがありますが、しまなみ海道は唯一自転車・歩行者道が整備されているため、サイクリングを楽しめることができます。

全長としては70〜80kmあるので一見サイクリングとなると大変そうにも見えますが、一般的に自転車で1時間に進める距離は10kmと言われているので、初心者でも2日間あれば渡れる距離なのかなと思います。

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出典:しまなみ街道サイクリング

自転車をレンタルする場合はどうする?

尾道側にも、今治側にもレンタルショップが複数ありますのであとは早めに予約するだけです。

尾道側にあるレンタルショップ

しまなみジャパン

クロスバイク、シティサイクルなどが1日1,000円から借りられます。

ここで借りるメリットは何と言っても安さ、そしてしまなみ海道の島々にあるターミナルで乗り捨てが可能なことです。

体力の限界を感じたとき、これまで動力だったはずの自転車は一転して荷物になってしまいますが、乗り捨てできればサイクリングも気楽にすることができます。

乗り捨てができない車種もあるので、詳細はHPで確認してください。私たちは半年以上前に予約をしていましたが、GWの予約はその時点でほとんど埋まっていました。予定を立てたらなるべく早く予約することをおすすめします。

 

THE RED BICYCLES ONOMICHI

ロードバイクのレンタルで1日3,500円からになります。ロードバイクの他にe-Bike(電動アシストクロスバイク)もあるのでカッコ良さと利便性を追求してサイクリングしたい場合はおすすめです。

乗り捨てはできないので、尾道からスタートしてまた尾道に戻ってくる必要があることだけは要注意ですね。

 

ジャイアントストア尾道

1日5,000円からと他に比べると少し高めになります。同じジャイアントストアが今治にもあるため、ワンウェイ料金の3,000円を追加すれば乗り捨ても可能です。

今治側にあるレンタルショップ

サンライズ糸山

料金体型はしまなみジャパンと同じで1日1,000円からになります。しまなみジャパンと共通のターミナルで乗り捨て可能なのでとても便利です。

 

ジャイアントストア今治

ジャイアントストア尾道と内容は同じになります。

今回のサイクリングプランと旅行記!

今治から尾道へ向かうパターンと尾道から今治へ向かうパターンがありますが、私たちは今治到着後に道後温泉で疲れた身体を癒す予定をしていたので、尾道から今治へ向かうパターンを選択しました。

しまなみ海道を2日かけて走破する場合、半分の地点である大三島で1泊する場合が多いそうですが、私たちは無理せずということで大三島の手前にある生口島まで初日自転車で頑張って行き、残りはバスもしくはフェリーで移動する想定で計画を立てていました。(結果的には初日にだいぶ体力を消耗したので正解でした。)

 

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出典:シクロの家

 

いざ向島へ向けて出発!

「しまなみジャパン」で予約していた自転車を受け取るために尾道港(駅前港湾駐車場)へと向かいます。ロードバイクの貸し出しは埋まっていたので、カゴ付きの軽快車でした。リュックやトートバッグなどの荷物もあったので、カゴ付きでも問題なかったです。

自転車を借りたとき、時刻はすでに11時前だったのでレンタルしようとする人はほとんどいませんでした笑

自転車の受け取りを無事済ませ、尾道から向島までは渡し船で移動します。5〜10分間隔で運行していたので特に時間を気にする必要はないと思います。

大人運賃100円と自転車持ち込む場合は別途10円かかるので、110円を握りしめておけば大丈夫でしょう。運行に関する詳細はこちらをご参考にしてください。

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向島に上陸してサイクリングスタート!

向島から尾道へ渡る人も同じくこの渡し船に乗りますが、たった5分乗っただけなのに向島に渡ると急に島に来た感が出て良かったです。

 
 
 
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サイクリングロードには"ブルーライン"と呼ばれる線が引かれていますので、基本的にはこのラインに沿って走れば迷うことはありません。

ということで私たちもブルーラインに沿ってスタートしました。風が心地よく、非常に楽しい時間が続きます。向島は見所スポットも多くあったので、立ち寄りながらゆっくり進みました。

途中海岸沿いもあり気持ちよく走ること約30分、「立花食堂」と書かれた看板があり、入ると一軒家と雑貨屋が並んでいてゆっくりできる場所がありますのでおすすめです。レモンが入った足湯もあり、疲れた身体を休めるのに丁度良い場所になっています。

GWということで立花食堂は非常に混雑しており待ち時間が長かったので食事はしませんでしたが、外にはいくつもベンチがあるので海を眺めながら木陰で待つのも良いでしょう。

 
 
 
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向島に来たら寄りたいもう一つの場所としてチョコレート工場「USHIO CHOCOLATL(ウシオチョコラトル)」があります。カカオ豆と砂糖だけでチョコレートを製造して販売しています。

自転車で行くには少しばかりハードな場所にありますが、頑張ったからこそ美味しいチョコレートが待っています。一般的なチョコレートに比べると値段は少し高めかもしれませんが、丁寧に説明してもらいながら試食もでき、非常に美味しかったので私たちも2つほど購入しました。

 
 
 
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次の島、因島に上陸!

向島から次に向かうは"因島"、向島と因島を結ぶ因島大橋へ向かいます。

 
 
 
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立花食堂のすぐ側に因島大橋への道を示す看板があります。

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因島大橋入口までは急になっているので、ハードな時間が続きますので頑張って自転車をこぎ進めるしかありません。苦しいときはこの歌で自分を震え立たせながらひたすらこぎます。

 

橋を渡るときはこんな感じです。橋を渡りはじめてからも若干傾斜があったのできつかったですが、半分を越えればあとは気持ちよく進むことができます。

 
 
 
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因島では特に立ち寄りスポットはなかったのでひたすら先へと進みました。

途中外周コースと短縮コースの分かれ道があり、短縮コースを選んだせいで起伏が多くなり、またスタートから1時間半もこぎ進めるとさすがにお尻や足も痛くなり休憩も多くなってきました。そんな風に疲労困憊しながらも、生口島へ渡る生口島大橋を目指していきました。

 

1日目の目的地、生口島に到着

レモンの生産量日本一の生口島に上陸です。生口島大橋を降りたあとはずっと平坦な道が続きます。さすが生産量日本一ということで、観光案内所にはビッグな柑橘オブジェがありました。

 
 
 
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その他立ち寄ったスポットは下記になります。

cafe VIA shimanami

東京の荒川サイクリングロードにある人気自転車カフェ「cafe VIA」がしまなみ街道生口島に2019年3月にオープンしたそうです。無農薬レモンを絞ったしまなみレモネードは疲れた身体に染み渡りスッキリです。

 
 
 
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生口島にはサンセットビーチがあり綺麗な夕日を見ることが可能です。また「島ごと美術館」というコンセプトのもと屋外に様々な作品が展示されていますが、サンセットビーチにも作品があります。

 
 
 
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その他、白い大理石の庭園の「未来心の丘」にも行こうと思っていましたが、入場料が1人1,400円と意外に高かったのでやめました。

近くのお店で売っていたはっさく大福が美味しかったのでまぁ良しとしました。

 
 
 
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泊まった場所は生口島で最初にできた旅館「レモン風呂の宿つつ井」です。名物の「レモン風呂」があるのでゆっくり身体を休め、早めに就寝です。

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出典:じゃらん

予約はこちらから

 

今治までの行き方で悩む

生口島に泊まったあと、今治まではフェリーで移動することを想定していました。生口島にもフェリー乗り場はありますが、尾道行きなので今治はいきません。

そうなるとルート的には再度因島に戻る、もしくは次の大三島まで行ってフェリーに乗るしか方法はありませんでした。

ただ橋を渡る際には必ずアップダウンがあり、2日目はもう極力自転車移動をしたくないテンションだったので、フェリー移動はせずにバス移動の選択肢を検討しました。

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出典:大三島ブルーライン株式会社

 

調べた結果、生口島からも今治行きのバスが出ていることを確認しました。最終目的地である松山行きもあったのですが、GWで渋滞にハマるとやだなと思ったので、まずは今治を目指すことにしました。

生口島で高速バスが止まるバス停は"瀬戸田BA"と"瀬戸田PA(パーキングエリア)"のみとなっていましたが、瀬戸田BAまで行く路線バスは本数が非常に少ないこと、また循環バスは出ているので瀬戸田BAの前後にあるバス停から歩こうかとも思いましたが、少しばかり遠いと聞いたので、瀬戸田PAからバスに乗ることに決めました。

泊まっていた宿のつつ井は瀬戸田港の近くにあり、瀬戸田PAに近い"早瀬"バス停までタクシーで行き、そこから歩くことにしました。一応事前にPAに電話して、歩いていけることは確認してましたのでこの方法で決まりです。ちなみにタクシー料金は約2,000円です。

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出典:本四バス開発株式会社

 

早瀬バス停から瀬戸田PAまでは勾配が急なので歩く際は少し覚悟が必要です。(と言ってもそこまでしんどいものではありませんでしたが。)

今治方面なので瀬戸田PA(下り)に到着すればあとはバスを待つだけです。今治までは片道1,250円、事前予約もあれば乗合バスタイプもあります。 

今治到着後は電車で松山へ向かいましたが、今治にはあの今治タオル本店もあるので時間があれば行くことをおすすめします。

 
 
 
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体験してわかったおすすめルート

気持ちよくサイクリングして適度な運動をしたい

見所スポットもあるので向島のみでも良いかもしれません。海岸沿いを走るのも気持ちよいので適度なサイクリングをすることができます。

 

ある程度キツさはあっても良い、ただ今治まで渡らなくてよい

生口島にある瀬戸田港から尾道港へフェリーがありますので、これで戻るのが良いでしょう。時刻表はこちらを確認ください。

私たちも11時前に尾道港を出発して、色々立ち寄りながら進みましたが17時前には生口島に到着していましたので最終便18:30→19:09には間に合うでしょう。

因島は外周ルートをおすすめします。

 

今治まで渡りたい!

今回のルートを参考にしてください。バスを使えれば怖いものなしです。

持っていた方が良いもの

湿布。これ一択です。

日焼け止めなどは用意していましたが、初心者にとって急に数時間自転車に乗るとさすがに足がパンパンになります。寝るときに何枚も貼っておけば翌日楽ですので強くおすすめします。